「明日は終日、外出か……。パソコンや資料も持って歩くから、少しでも疲れない靴にしよう」なんて考えたことがある方、いらっしゃいませんか。私(本コーナーのライター)も同じです。でも、その “少しでも疲れない靴” とは一体どんなものか、ご存知でしょうか。
「もちろんヒールの高い靴は履かないし、履きなれていない靴は選ばないし……」という声が聞こえてきそうですが、ぺったんこの靴がいいのか、実は3cmくらいヒールがあるほうがいいのか、素材は合皮と革のどちらがいいのか、などと改めて考えてみると、案外正しい知識を知らないものです。
そこで、いつものように『足と靴の相談室』室長・印南淳氏に「靴の選び方how to」を聞いてきましたので、ご参考にしていただければと思います!
……働く女性が長時間歩く日に、オススメする靴はどんなものでしょうか。ぺったんこ、ヒールあり、素材etc.教えていただきたいです
普段履きなれた靴が一番ですが、訪問先でその靴ではちょっと・・・という場合もありますよね。履き替え用に靴を持参するのも良いですが、荷物になるのも嫌だな、という方には、ヒールが3.0mm以下で、調整ができるベルトや紐のデザインの靴が安心です。人によってはぺったんこの靴だとかかとが痛くなったり、意外と疲れる、という方もいらっしゃいます。
靴の素材は、雨でなければ革がオススメです。長時間歩くとどうしても足は大量の汗をかきます。綿などの靴下を履いていれば合皮でも靴下が汗を吸収してくれますが、ナイロンストッキングなど汗を吸収しない靴下の場合、合皮の靴では蒸れやニオイの原因にもなります。何より不快です。
……夕方になると足がむくんできて、足の大きさが変わることも……関係しますか?
足は一日を通して同じ大きさではありません。季節や人によっても違いはありますが、足はむくみます。むくんだ時に調整できる、ベルトの付いたデザインの靴や紐靴がオススメです。
……そうなんですね。ありがとうございます!
……本コーナーでは今後も靴選びに関するHow toを、印南氏に質問していきます。次回は【立ちっぱなしの仕事】に合う靴についてリポートする予定です。お楽しみに!
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