親指と小指の付け根の一番出ているところをぐるりと測った長さを表す「足囲(そくい)」。靴に足を入れたときのフィット感に繋がるため、「E」とか「EE」といった形で表記されていることが多いです(https://www.shoe-tree.net/column/width/)。でも書かれていないこともあって、なんとなく不安に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その場合はどうしたらいいのか。いつものように印南淳氏(1965年発足のシューフィッター養成認定機関FHA 会長)にお話を聞いてきました!
……パンプスで、足囲が記されていない場合はどうしたらいいのでしょうか。
率直に言って、足囲が表示されていない靴はあまり信用できず、オススメはできません。靴を選ぶときは足の長さだけでなく、足囲も重要になりますので、足囲が表示されている靴をオススメします。もし、足囲が記されていない靴がどうしても欲しい場合は、信用できる販売員に確認してみてください。
……ちなみにパンプス以外で、足囲が重要な靴ってありますか。
どんな靴でも、足囲は重要です。ただ、運動靴のような深めのデザインでヒモ靴の場合は、調整ができるため、ぴったりではなくとも融通がききます。
……なるほど。実は私はあまり足囲を重視してこなかったのですが……ほかに気をつけるべきポイントがあったら、教えていただけますか。
一番気をつけたいのは「思い込み」で靴を買うことです。「この靴が欲しい」と思うと、自分に合っていると思い込んでしまうことがあるのですが、衝動買いせず、少しでも心配なことがあれば販売員に相談してみてください。
……まさに私のことですね(苦笑)。あとで「なんでこんなに合わない靴を買ってしまったんだろう」と後悔したこと数知れず、です。今回も大変参考になりました。ありがとうございました!
……本コーナーでは今後も靴選びに関するHow toを、印南氏に質問していきます。次回もお楽しみに!