冠婚葬祭(結婚式/葬儀)のシーンではいつも以上にマナーに気をつける必要があります。大人の女性として恥ずかしくないように、というよりは他者を思いやる心から、その場に相応しい身だしなみをして出かけたいものです。
結婚式の靴の基本は、上品な装いであること。
◆ 一般招待客の場合
エナメル、金銀などの華やかなパンプスから、スエードのドレッシーなパンプスまで、様々な素材の靴を履くことができます。ただし、つま先が出ていたり、かかとが見えたりするデザインやブーツなど、あまりカジュアルなものは相応しくありません。動物柄のものも殺傷をイメージするためNGです。
また、足に怪我をしている、妊娠しているなどの特別な事情がない限りは、3cm以上の細めのヒールを選ぶとカジュアルにならず、エレガントな雰囲気になります。傷がない綺麗な状態であることはもちろん、上品な装いであることが求められます。
◆ 両親・親族・媒酌人
色素材ともに派手すぎない上品な装いで、お客様を迎えましょう。
通夜/葬式の靴の基本は、装飾がなく、地味なこと。
黒のストッキングに、黒いパンプス(ヒールは低め)が基本です。黒でも、ヒールのない靴/ピンヒールはカジュアルな印象になってしまうので避けましょう。はちゅう類革、エナメル、金属、ブランド品、光物・装飾があるものもNGです。
靴選びの1POINTアドバイス
冠婚葬祭の靴は、基本的に普段履き慣れていないものになることが多いと思います。しかし会場では、長時間立っていたり、スマートに歩くことが求められたりするため、疲れることもしばしばです。でもだからと言って、疲れた素振りを見せるわけにはいきませんよね。
そこで、靴に関して不安がある方には、行き帰りでは別の靴を履き、会場(または近く)に着いたら履き替えることをオススメします。式そのものは数時間ですが、行き帰りを含めるとかなり長時間になることもあります。靴を履き替えるだけでも足の疲れは軽減されますので、ぜひ試してみてください。