「甘皮(あまかわ)」は、爪のつけ根の皮膚と、爪との境目にある、薄い皮のことを指します。甘皮には「キューティクル」と「ルースキューティクル」の2種類があります。キューティクルは、爪の中に雑菌などが入り込むのを防ぐ、大事な役割を負っています。一方ルースキューティクルは、キューティクルを押し上げた下にある古い角質のことです。
必要以上に甘皮が伸びてしまうと、爪の水分や油分が奪われ、爪の乾燥を招いたり、ささくれなどの原因になることもありますので、適当なお手入れが必要です。
こまめに足の甘皮を除去するなら、綿棒だけでOK!
甘皮のお手入れの頻度は、足爪を切るタイミングで、月に1回から2ヶ月に1回で十分です。こまめにお手入れをする方は、お風呂上がりに綿棒を使ってキューティクルを押し上げ、下にあるルースキューティクルをくるくる除去すれば、特別な道具は必要ありません。
甘皮が長くなったり厚くなったりしたら、ネイルケア専用の道具を使って除去します。
こまめに甘皮の除去をしないと、甘皮が長くなったり厚くなったりします。その場合は、ネイルケア専用の道具を使って除去しましょう。以下に出てくる「キューティクルプッシャー」「キューティクルリムーバー」「キューティクルニッパー」などは、ECサイトやネイルケア用品売り場などで購入することが可能です。
【足の甘皮、正しい除去の仕方】
Step1 足をお湯に浸し、甘皮を柔らかくします。
Step2 キューティクルを、甘皮除去専用器具「キューティクルプッシャー」 で押しあげます。
Step3 続いてルースキューティクルも、プッシャーでくるくると落とします。もし甘皮が固くて動かないときは、「キューティクルリムーバー」を塗り、5分ほど放置してから除去しましょう。
Step4 長すぎる甘皮をカットするときは、「キューティクルニッパー」を使います。その際、1ミリくらい残すようにします。
Step5 お手入れ後は、保湿を忘れず行いましょう。
自分でお手入れするのが不安だという方には、プロによるフスフレーゲ(ドイツ式のフットケア)をお勧めします。(http://beautyregina.com/?page_id=195)
- 本記事は、足と爪の専門サロン「ビューティーレジィーナ(http://beautyregina.com)」代表の松尾圭佑子氏に監修いただいております。