「“オシャレは我慢” だから、痛くて当たり前」 「少し痛いけれど、デザインが好きだから履く」
こんな会話をしたり、どこかで聞いたりしたことがある方は多いのではないでしょうか。 たとえば友人の結婚式などで、高いヒールの靴を履かなければいけないときがありますよね。「お祝いの席 だし、みんなもオシャレしているから」と我慢して履いたものの……「帰り道は足が痛くてたまらなかった」 とか「翌日以降も痛かった」なんていう、苦い思いをする女性は少なくないと聞きます。
このように短期的なものなら大きな問題にはなりませんが、長期的に痛い靴を履き続けると、足の形が変わっ て外反母趾(がいはんぼし)になったり、巻き爪を引き起こしたりしてしまいます。
足が痛くなるのは、自分の足にとって窮屈な靴を履いているからです。 長い親指をその形のまま伸ばすことができず、縮こまらせたり、小指も無理な角度で圧迫されたりすると、 痛いと感じるんですね。ウオノメやタコができるのも、足に合わない靴を長時間履いているからです。
これは言い換えると、“足を靴に合わせている” ことになります。 靴は本来、足を守るための道具であるのに、靴が足を痛めているのです。
本コーナーでは、足の健康や靴の正しいあり方をお伝えしていきます。 次回は「外反母趾」について、詳しくお伝えします!